えめそう

3社目の転職に35歳で踏み切った人間が日々思うことをつらつらと。

起業した旧友に思いを馳せる

先日より LINE のアカウントを取得するためだけに作成していた Facebook のアカウントを活用することにした。その中で起業した彼がどうなっているか気になったので名前で検索したところ案外簡単に見つかった。今までの経歴などは無く、ただの起業家という扱いになっていて過去をどう思っているのかなどと思いを馳せていました。同じ機械工学科で学び、その中で遊びのプログラミングを始めたところ彼にはすごくハマったようであまり学校に来ずバイトをしてから社長出社(通学)ということもしばしば。おかげで出席が足りない科目もあり単位もギリギリだった、なんてこともあったな。そんな彼は大企業の SE 職としてプログラマーの道に進んだわけだけど起業したことを同窓会で直接聞いた。彼が辞めてからも会社は成長し続けいまや 100人以上を抱える企業になったようだ。日本とベトナムを往復している、といった話を聞いたような気もする。

さて、思い出話はこの辺りにしておき、現状彼は「起業家」という肩書でセミナーを開催しているようです。それで生活しているということはそれなりにビジネスになっているということでしょう。そこから自分も何かしらの学びを得て、このようにブログにアウトプットする形で彼への敬意を表したいと思います。実際に参加したわけではないのですが、参加者の声から考察してみました。

  • 彼が持っているもの
    • エンジニアとしてのスキル
    • 起業し、成功したという体験
    • 論理的な思考をベースとした語り口
  • その結果参加者が得たもの
    • 過ちの気づき
    • アウトプットの重要性
    • 起業家マインド

印象に残った言葉は参加者の「私はたくさん本を読み、有償のセミナーなどに参加していても斜に構えておりただのノウハウコレクターになっていた」というもの。正確な表現で無いのは許してもらうこととして、ノウハウコレクターという言葉は面白い。要するに知識は集めたものの知恵、ビジネスの観点では「お金になる技術」になっていない状態だということ。インプットした内容はアウトプットを心がけ、その比率は2対8程度であること、そしてすぐに動くこと。そういった内容と判断している。

ここまで書いて具体的な手法について、僕は 100%共感するものでは無いし、彼が書いたレポートを盲信するつもりもない。ただ成功した者の共通点として「すぐに動くこと」と「アウトプットを大事にすること」は挙げられるので、いま時点の僕の行動指針としてはそう間違っていないのではないかと改めて考えている次第。

セミナーを生業とする場合には共感者が必要であり、その語り口や内容もある種キャッチーなものであったり、彼自身を信じ込ませるようなものにしなければならないのではないだろうか。そうやって演じること、つまり本来の自分たり得ないものは僕個人としてなかなかに苦痛に感じる。そんなペルソナ(仮面)を被り続けてでも成功を目指し続ける彼が、幸せであることを願ってやまない一日でした。