えめそう

3社目の転職に35歳で踏み切った人間が日々思うことをつらつらと。

プロボノとやりがい搾取

プロボノという言葉を昨日はじめて知ったので調べてみた所、ざっくり「それなりに知識を持った人がそのスキル・経験を活かしたボランティア」というものだった。これは労働力を提供する側がきちんとしたビジョンを持っていないとただのやりがい搾取で終わるな、と第一印象。

もう少し確認したところ、非営利団体に対し提供しているものであり団体とプロボノワーカーと呼ばれる提供側をつなぐサービスもあるようだ。プロジェクト助成型なるもので、人をプロジェクト単位で割り当てるような仕組みと思われる。

ただやりがいを感じることが自己満足に繋がるのであれば、それはそれで構わないのだけれども、せっかくの機会なのだから有益なものにしても良いのでは無いかなあと考えた次第。受けられるであろう利益と気をつけなければならないのは次のものだろうか。

  1. 人間関係、ネットワークの構築
  2. 専門領域から派生するスキルの習得(マルチプルプレイヤーに近づくことができる)
  3. 本業をおろそかにしていないというアピール

本業あってのプロボノであり、そちらが忙しくなると手が回らなくなるというのもよくある話らしい。無償でやっているのだからという考えはきっと頭のどこかにあり疎かになってしまうのも理解ができる。また、それがために本業が上手くいかなくなり職場での評価が下がるといったのも考えもの。個人事業主で空いているタイミングで参加、プロジェクトに関わって挙げた成果を実績として残すのがわりと現実的なラインになるような気がする。仕事をとるのにも何かしらの実績が欲しいだろうし。企業に対してもプロボノしませんか、という働きかけをしているようなのできっと大丈夫だろう。きっと。

と、いうわけでプロボノをやった結果自身がどういった利益を得ることができるのか。そう言ったことを考えて行くと良いのかもしれない。

製品のサポートだったりをやってきた僕が提供できるスキルは特に無いのでそもそも参加資格すら持たない人間がいうのもなんだかなあと思いつつ。10時の打ち合わせまで時間が余っていたのでぱぱっと(所用時間25分)