えめそう

3社目の転職に35歳で踏み切った人間が日々思うことをつらつらと。

脱社畜という言葉について考える

件の「脱社畜サロン」云々については全く知識が無いので1点だけしか触れないでおきます「キャッチーな言葉を上手くかんがえたものだなあ」。

 

僕はある方に影響されてブログを書きはじめました。その方はブラック企業で自身がブラックな働き方をしていると意識せず頑張り、結婚して、仕事をやめて無職になって、現在また新たにホワイトな職場で頑張っている、そんな方です。会社に対し冷めたような目をもって現状判断、働き方を変える、そういった人は社畜とは言わないだろう。と信じています。

 

先にも書いたように「脱社畜」という言葉はキャッチーですね。「すきなことで生きていく」というワードのように、現状上手く行っていない理由を自身では無く環境に求めた結果「この職場は合っていないんだ」とか「起業しなきゃ」とか「アフィリエイトアドセンスのように副業をしよう」そんな自分の輝いた未来を夢想します。私も副業したい、どうやったらブロガーとして生活できるようになるだろう、そんなことを考える人が相対的に増えることが予想されます。コンテンツが乱立する前にある程度の安定したアクセス数を稼いだ人、これは当然努力あってのことなので立派だし先見の明があるとも思うし、動画媒体にどう対抗するのだろう(またはそちらに流れるのだろう)といった点で興味があります。ここからがビジネスの話になりますが、先行者利益を享受できるチャンスが生まれたわけです。ブログで〜円稼ぎました、私にもできた、フォロワー○倍、カジュアルな感じですがビジネス本みたい。僕がこういう「〜で上手く行きました」的なビジネス本を好んで読まない理由はお察しのとおりかと。誰でも上手く行くなんて方法は無いのですよね。自分なりの強みをもって日々努力されている方々に敬意を表したいとは思いますが社畜、といった言葉のように別の何かに飼われている、縛られているようなことが無ければいいなあと思います。

 

話を戻して「社畜」の定義ってなんでしょうね。サラリーマンは皆社畜なのでしょうか。そうでは無いと思っています。例えばキャリアアップのために実績をあげ、セミナーなどで講演し自らのブランディングを図っている人は相当数いらっしゃると思います。そうなると「○○社の〜さん」では無く「〜さんはいま○○社に勤務しています」という見え方に変わります。これって社畜とは言わないですよね。環境を最大限に活用し自らの糧にしている、そんな風に思いました。僕自身そのレベルに至っていませんし会社を踏み台にして成り上がろうなんてだいそれた事は考えていませんが、生き方としてはこちらの方が好印象です。

 

起業か、自身のブランディングか、副業か、その間を取るのか。生き方は人それぞれ、向き不向きも踏まえて自分が何を成し遂げたいか、なぜそれを始めたのか。進んでいる道は間違っていないか。そんな振り返りをしつつ前向きに日々を過ごしていければ良いなあと、Twitter に入りきるはずも無い長文をつらつらと書き記してお風呂に入ることにします。(原稿用紙3枚分程度)

 

そう言えば Enter で段落分けしていましたが、あまりにも文の密度が高すぎて自分でも読みづらいなと思ったので2回入れることにしました。